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NT函館に行ってきました

NT函館に行ってきました

2024/04/29に北海道は函館の函館市地域交流まちづくりセンターで開催されたNT函館に行ってきました。

行き方

函館は空港が街のそばにあってANA、JALとも就航しているので羽田-函館便を使えば簡単なのですが、おりしも前日までMaker Faire Kyotoが開催されており、京都に滞在することになっていました。伊丹-函館便がもあるのでそれに乗るつもりで予約までしましたが、この便はJALは12:25着、ANAは12:55着の場合なのです。おおざっぱな感覚として飛行機が到着してから降りられるまで30分くらいはかかりますし、空港から会場まで1時間かかるとすると会場到着が14時半か15時になってしまいます。となると16時終了のNT函館に行くのには無理があるのでキャンセルして羽田-函館便を取り直しました。なので連日のイベントですが一度帰宅しています。

またゴールデンウィークに空港に行ったことがなかったのでどのくらい混むのかわからなかったので戦々恐々として朝4時に起きて空港に向かったのですが、結果としては杞憂で荷物検査も10分で終わりました。

空港からは直接函館駅行きのバスに乗ってもよかったのですが、せっかくなので市電に乗ろうと思って湯の川まで路線バスに乗ってそこから市電で行きました。函館市電の東方面は行き先が2つあるのですが、行き先が分かれる直前の電停がNT函館会場の最寄りなので難しいことを考えずに乗っていればいいのがよかったです。支払はSuicaやPASMOが使えて、乗るときにタッチ、降りるときにタッチするだけなのでわかりやすいのもよかったです。なお市電の1日乗車券もあってスマートフォンというかウェブアプリベースのものもある(車内で買える紙のものもある)ので、いろいろなところに行くのならそれを使うのがお得です。

気になったブース

前置きがだいぶ長くなりましたが気になったブースを挙げます。

小林商店さん

読み札のCMYKの値が書いてあって取り札にその色が塗られているCMYKかるたを展示されていました。体験させてもった時は「C0、M50、Y0、K0」というとても簡単な問題だったので正解できたのですが、それでも値が少ない方が白い?黒い?というのをよく考えないといけなくて苦労しました。カードゲーム(アナログゲーム)は流行っていますし、商品化するのもよさそうです(シンプルなのでさっさとやらないと誰かが作っちゃいそう)。

Bラボ 燃える人(大草原)さん

micro:bitを内蔵できるコントローラを工作用紙を切って重ねて貼って作られていました。これがとてもよくできていて、まずmicro:bitの周囲を囲むカートリッジを工作用紙で作り、それを格納できるコントローラを作るという二段構えになっています。コントローラ部分は工作用紙30枚重ねているそうで、micro:bitの抜け止め機構やA、Bボタン部分などよく作り込んでありました。

北海道情報大学 湯村研究室さん

いくつか出展されていましたが、その中でもこの4人対戦オセロが気になりました。ルール自体はすでにあるものだそうですが、音楽用のコントローラを使って実体と画面内の両方で操作できるのは面白かったです。

NPO法人 nextdayさん

さまざまな物を持ち込まれていましたが、興味深かったのは2枚目の写真中央左にあるMINTIAケースに入るゲーム機キットでした。ミンティアブリーズという少し大きなタイプのミントタブレットケースに入る大きさの基板で、画面を縦にも横にもはんだ付けできるようになっていたりと工夫されたキットでした。

べるきさん

北海道ジェネレータを作られていました。これは北海道にありそうな市街の地形図を生成するサービスで、確かにいかにもありそうな名前のありそうな地形が生成されていました。実際に試せるのでぜひ試してみてください。

Jugesukeさん

鉄道模型のコントローラ基板を自作して展示されていました。Playstation用の電車でGoのコントローラのプロトコルを解析して使えるようにして、さらにモジュール化してあって基板をスタックできるようになっていて完成度高かったです。

電気通信大学 工学研究部さん

こちらも鉄道模型というかプラレールのレイアウトで列車の自動制御を行っていました。写真に写っているのレールのうち黒い部分は3Dプリンタを使った自作パーツだということで、3Dプリンタがあればそういうこともできちゃうんですね。

きっポジ@KITPOSITIONさん

ToioとUnityを使ってガンダムのゲームを作られていました。Toioのプレイマットを使って絶対位置を取得して、マット上のマーカーで位置合わせをして合成してといろいろな技術を組み合わせて作られています。

おまけ

会場となった函館市地域交流まちづくりセンターの建物はもともと呉服店で非常に歴史があり、中に稼働して90年になる手動エレベーターがありました。管理されているスタッフの方に言えば載せてもらえるということでしたので何人か連れだって乗せさせてもらいました。手動といっても電気を使ってモーターで動かしていて、動かす・止めるなどの制御を手動でやっているとのことでした。各フロアちょうどで止めるのにコツがいるんだそうです。いいものを見せてもらいました。

まとめ

函館には初めて行きました。空港が近くて駅も近くてわりと回りやすい街でした。ちょうどいい気候だったこともあって街中を歩くのが楽しかったです。次は新幹線で来てみたいですね。またの開催を楽しみにしています。

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