TCP/IPハードウェア処理チップ「W5100」
送料区分: 200
商品コード: WIZNET-W5100
発売日: 2008-06-16
在庫数: 100+
短いURL: ssci.to/16
WIZnetのTCP/IPハードウェア処理チップ。Arduino用イーサネットシールドの定番です。
一般にTCP/IPは複雑な処理であり、AVRなどの8ビットマイコンには少々荷が重いです。最近は、PICで有名なマイクロチップ社のENC28J60イーサネットコントローラにAVRをSPIで接続するという事例がいくつか報告されています(たとえば、黒猫電脳研究室さんのWeb制御ACコンセント)。しかし、どうしても単純な処理しかできないようです。
WIZnetのTCP/IPハードウェア処理チップは、この複雑なTCP/IP処理をハードウェアで肩代わりしてしまおうという製品です。8ビットマイコンなどの非力なCPUでも、有益かつ高速なアプリケーションを構築できることが期待されます。
WIZnetのW5100は、以下の特徴を持っています。
・マイコンとは、バスまたはSPIで接続。
・IP、MAC、PHYを内蔵。外付けはトランスとRJ45ジャックだけ。
・TCP、UDP、IP、ARP、ICMP、IGMP、PPPoE
・AVRで最大8Mbpsの通信速度
・10/100 Base-Tを自動認識
・極性を自動認識(MDI/MDIX)
・ソケットを4個同時に開くことができる。
・3.3V動作、5V I/Oに接続可能
パッケージは0.4mmピッチの80ピンLQFPです。手作業での半田付けは少々大変だと思います。実際にやりましたが、ハンダブリッジが取れなくて何個かダメにしました。
●資料
・メーカーの製品ページ
・データシート(PDF)
商品の梱包においては、吸湿対策は行っていません。したがって、リフロー炉でのハンダ付けではクラックなどの問題が発生する恐れがあります。当社の商品は、手作業での工作を想定しているため、このような販売形態を取っています。予めご了承の上でお買い求めください。
当社はWIZnet社の正規代理店です。まとまった数量でご入用のお客様はお問い合わせよりご相談ください。
メーカー小売価格:4.00ドル(税別)
主な仕様
- Support Hardwired TCP/IP Protocols TCP, UDP, ICMP, IPv4 ARP, IGMP, PPPoE, Ethernet
- 10BaseT/100BaseTX Ethernet PHY embedded
- Support Auto Negotiation (Full-duplex and half duplex)
- Support Auto MDI/MDIX
- Support ADSL connection (with support PPPoE Protocol with PAP/CHAP Authentication mode)
- Supports 4 independent sockets simultaneously
- Not support IP Fragmentation
- Internal 16Kbytes Memory for Tx/Rx Buffers
- 0.18 μm CMOS technology
- 3.3V operation with 5V I/O signal tolerance
- Small 80 Pin LQFP Package
- Lead-Free Package
- Support Serial Peripheral Interface(SPI MODE 0, 3)Multi-function LED outputs (TX, RX, Full/Half duplex, Collision, Link, Speed)
ブロックダイアグラム
商品コード: WIZNET-W5100