4GIM V1.0(LTE版フレキアンテナ付き)
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商品コード: TABRAIN-027
発売日: 2018-10-30
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受託販売商品
この度、3GIMのLTE版となる4GIM(世界最小クラス)通信モジュールを製造・販売することとなりました。機能的には、GPS機能がなくなる以外、ほぼ3GIMと同じ仕様となります。Arduinoライブラリもこれまでのa3gimと同等のa4gimも提供予定でいます(詳細は、マニュアルをご覧ください)。
4GIM V1.0は、シエラワイヤレス社のLTE通信モジュール(HL7539:日本国内技適取得済)を採用し、基板上にARM Cortex-M0+マイコン(LPC812)を搭載していて、これまで販売してきている3GIMとほぼ同等機能の他に、IoTシステム開発向けのインターネット接続のための拡張機能を持たせました。
4GIM(4G IoT Module)は、LTE版WAN通信モジュールとしては世界最小クラスのサイズ(35 mm × 25 mmのボード)で、ほぼSDカードと同じ大きさとなっています。機能としては、インターネット接続機能、時間取得機能などを持ち、さらに直接HL7539のATコマンドパススルーモード機能なども提供します。
製品の特徴としては、3GIM上で開発してきたソフトウェアの継承を配慮したファームウェア($コマンド)を組み込み、さらにHL7539の特長を生かした省エネ対応、それに高速通信、SIMプロファイルのユーザ設定などを持たせています。さらにArduinoユーザ向けに提供してきたライブラリ群(a4gim)も後日提供予定であり、これまで開発・販売してきている3GIM上のスケッチ(プログラム)は、4GIM V1.0を使う場合、一部の変更で利用できるようになります。また、今後もWiKiページ(補足データ参照)での保守サポート情報の充実、Facebookでの開発技術情報の事例紹介、それに豊富なサンプルスケッチや開発事例を掲載したマニュアルの改定なども並行して行っていく予定です。
4GIMは、これまでの3GIMと同様、専門の通信技術者だけでなく、一般のソフトウェア技術者でも利用できるようにし、さらにArduinoライブラリを利用すれば、初心者でも簡単にインターネット通信ができるようになります。これらのことで、4GIMは、新たなIoTデバイスのゲートウェイとしても利用でき、遠隔制御や遠隔監視などで、初心者でもIoTデバイス構築ができるような環境を提供していることになります。
これまでタブレイン製の3Gシールドや3GIMの3G通信モジュールは、7年前からの実績があり、すでに多くのM2MやIoT関連でのユーザ事例が増え、見守りシステムや農業用監視システム、防災監視システム、防犯監視システムなど、多くのユーザで多くの事例が出てきています。
その他、Arduino上とは、3GIMシールドやIoTABシールドなどと一緒にご利用いただくこともできます。
4GIM 表面・裏面
4GIMロゴ
4GIM V1.0の特長と利点
- LTE通信モジュール(HL7539)搭載(日本国内技適取得、NTTドコモIOT認証)
- ARM Cortex-M0+マイコン(LPC812)搭載
- 外部接続用6ピンコネクタ(UART(TxD/RxD)、Power Switch、VCC、IOREF、GND)
- インターネット接続機能、SIMプロファイル設定機能ほか
- 基板サイズ(35 mm × 25 mm × 7 mm)・重さ7.5 g
- ダイバーシティアンテナ対応(二つのアンテナ取付可能)
- HL8548G単体の消費電流(通信最大時約1000 mA、待機時2 mA、スリープ時2 mA、オフモード時70 μA程度)
4GIM V1.0でできること
- LTE通信(WAN)機能が利用でき、IoTデバイスのゲートウェイとして利用可能
- Arduinoやその互換機、Raspberry Pi、mbedなどでIoTデバイス構築が短時間で可能
- センサ技術との組合せで遠隔制御や遠隔モニタリングが可能
- インターネット接続によりツイッタ連携・クラウドやサーバ連携が構築可能
- 移動体通信機器(モバイル)の組み込みシステムとして利用可能
- 通信モジュール(HL7539)のATコマンドを使った研究開発が可能
4GIM V1.0の概要
コンセプト
- 誰もが簡単に短時間で利用できるLTE通信モジュール
- センサ技術やマイコン技術との連携を容易にしたIoTゲートウェイ向けWANモジュール
モジュール構成・機能
電源バッテリは、リチウムイオン電池などから供給(3.3~4.2 V)
外部との接続ピンはわずか6ピン(UART(TxD/RxD)、Power Switch、VCC、IOREF、GND)- ロジック電圧IOREFは、外部から任意の電圧(1.8~5 Vを推奨)供給可能
- 技適取得のLTEフレキアンテナまたはポールアンテナ選択可能
- インタフェース機能は、従来の3GIMとほぼ同等
- マイクロUSBコネクタを介したLTEモデムとしても利用可能
3GIMとの相違点
ハードウェア関連
- 搭載している通信モジュール(HL8548G)が異なる
ファームウェア関連
- モジュール立上げ後の出力メッセージ変更
- GPS機能はなし
4GIM V1.0関連製品ほか
- 3GIMシールド V1.1: 4GIMを搭載して、Arduino上で簡単に利用できるボード
- IoTABシールドV3またはV4:4GIMを搭載して、M2M/IoTプロトタイピングおよび実運用機器として学べる開発ボード
Arduinoで利用できるマイコンボード(検査済):Arduino Uno R3、Arduino Mega 2560、Arduino M0、Arduino Zero、Genuino 101など(但し一部外部電源が必要な場合があります)
技適取得およびIOT(相互接続性試験)取得とご利用SIMカードについて
4GIM V1.0は、日本国内での電波法に基づく技適を取得し、かつNTTドコモ様のIoT(相互接続性試験)にも合格した製品です。日本国内でNTTドコモ様のLTEサービスを利用するマイクロSIM(MVNO様のデータ通信専用SIMも利用可能)を使ってご利用頂けます。
内容物
- 4GIM V1.0本体
- LTE版フレキアンテナ付き(本LTEフレキアンテナは、搭載しているHL7539の技適取得製品です)
- 6ピンヘッダ 1個(細ピン)
※購入者向けにマニュアル・サンプルコードが用意されています。説明書にあるURLよりダウンロードすることができます。
※GPS用アンテナは3G用アンテナ・ケーブルを併用してもご利用頂けます。
資料
こちらの商品は受託販売商品です。 本製品のサポートは、WiKiページやメール問い合わせ(info[at]tabrain.jp, [at]は@に変更)対応を行っています。輸送上の問題は当社が責任を負います。 技術的なご質問には、当社ではお答えできません。 上記技術資料のページなどをご参照の上、ご自身で解決していただく必要があります。
商品コード: TABRAIN-027