SPRESENSE用 Conta™ベースボード(ESP-WROOM-02搭載)
送料区分: 200
商品コード: SSCI-039291
発売日: 2019-07-29
在庫数: 72
短いURL: ssci.to/3929
センサなどを乗せた Conta 規格の小型基板(Conta モジュール)を、SPRESENSE に繋ぐためのベースボードです。最大四つのモジュールを同時接続できます。ベースボード上には Wi-Fi モジュール「ESP-WROOM-02」(シリアル接続)も搭載しているので、SPRESENSE に無線 LAN を追加できます。
Conta モジュールとベースボードは、I2C・SPI・アナログ入力/デジタル入出力(汎用IO)による接続が可能で、複数のモジュール、複数のインターフェースが共存可能です。
SPRESENSE の 1.8 V 信号とベースボードの 3.3 V 信号間にはレベルシフタが入っているので、SPRESENSE に手軽に機能を追加できます。
SPRESENSE とベースボードを組み合わせた場合、Arduino IDE 開発でも全機能にアクセスできます。
※Conta 規格とは、breakout 基板の外形・コネクタ・信号配列などに一定の規約を設けることで、各基板間の相互接続性を確保するための規格です。Contaシリーズの全製品カタログはこちらからご覧いただけます。
内容物
- Conta ベースボード基板 × 1
- ナイロンスペーサー(M2 × 11 mm) × 8
- ナイロンネジ(M2 × 5 mm) × 8
(SPRESENSE は付属しません)
基板仕様
- Conta モジュールコネクタ × 4
(M1~M4 のU字のコネクタ1組で1モジュール分です) - Conta モジュールコネクタの 5 V ピンは未結線です
- 各 I/O ピンはプルアップされています(抵抗:1 kΩ)
- SPRESENSE の各信号はレベルシフタにより 3.3 V 化済み
- Wi-Fi モジュール「ESP-WROOM-02」搭載
(SPRESENSE とはシリアル接続になります) - ベースボードの全ての部品は実装済み
- Micro USBまたはDCジャック(外径5.5mm、内径2.1mm) から5Vを供給可能
(Micro USBは電源供給のみで通信はできません)
使い方
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本システムのプログラムは Arduino IDE で開発できます。
(SPRESENSE の Arduino IDEでの開発) - M1 から M4 の Conta モジュールコネクタには様々なモジュールを同時に接続できます。
- 各モジュールには2つの固定用ネジ穴が用意されていて、対応するベースボード側の取付け穴に固定できます。
- Conta モジュールコネクタは 3グループのコネクタで成り立っています。
- コネクタ1 → I2Cコネクタ
- コネクタ2 → SPIコネクタ
- コネクタ3 → 汎用コネクタ
- I2C コネクタ、SPI コネクタ、拡張コネクタはそれぞれ独立しているので共存できます。
- 3.3 Vのモジュールのみ接続できます。
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5.0 Vピンはオープンになっています。
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M1 から M4 の I2C コネクタについて
- 基板全体で同一の I2C バスに接続されているので、M1 ~ M4 のコネクタは全て等価です。
- I2C 接続のモジュールを、最大4個まで同時に接続できます。(I2C アドレスがすべて違う場合)
- I2C バスは SPRESENSE の I2C0_SCL/I2C0_SDA(Arduino IDE の D20, D21) と接続されています。
- 各モジュールの IO4 ピンは、SPRESENSE の PWM0 ~ 3 ピン(Arduino IDE の D6, D5, D9, D3)に接続されてます。
- 各モジュールの IO4 ピンは 1k の抵抗でプルアップされてます。
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M1 から M4 の SPIコネクタについて
- SPI 接続のモジュールは M1 ~ M4 のどこにも接続できます。
- SPI コネクタは A/B 2つのグループに分かれていて、それぞれモジュールを1個づつ接続できます。このため、ベースボード全体で使える SPI 接続のモジュールは最大 2 個です。
- Aグループ:M1/M3 がAグループで、SS 信号を共有しています。SSA 信号は SPRESENSE の SPI2_MISO(Arduino IDE の D8)に接続されてます。
- Bグループ:M2/M4 がBグループで、SS 信号を共有しています。SSB 信号は SPRESENSE の SPI3_CS1(Arduino IDE の D7)に接続されてます。
- よって、グループが異なる M1 と M2 や、M3 と M4 などは同時に接続できますが、M1 と M3 は同じグループ内なので同時には使えません。
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M1 からM4 の汎用コネクタについて
- 汎用コネクタの IO1 はアナログ入力専用です。
- IO1のアナログ入力のみを利用するモジュールなら最大 4 個まで同時に接続可能です。
- 各モジュールの IO1 ピンは、SPRESENSE の SEN_AIN2 ~ SEN_AIN5(Arduino IDE の A0, A1, A2, A3)に接続されてます。
- IO1の信号は、抵抗で分圧されたのちに直接 SPRESENSE に接続されてます。
- 汎用コネクタの IO2/IO3 はバスになっているので、基板全体で1つのみ接続可能です。
- M1 ~ M4 の IO2 は共通の配線で、SPRESENSE の SPI2_MOSI(Arduino IDE の D4)に接続されてます。
- M1 ~ M4 の IO3 は共通の配線で、SPRESENSE の HIF_IRQ_OUT(Arduino IDE の D2)に接続されてます。
- M1 ~ M4 の IO2/3 は基板裏のショートジャンパをカットすることで、モジュールごとにバスから分離可能です。
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Wi-Fi モジュール「ESP-WROOM-02」について
- SPRESENSE と Wi-Fi モジュールは、全二重接続のシリアルバスでクロス接続されています。
- シリアルバスは SPRESENSE の UART2_TX/UART2_TX(Arduino IDE の D0[RX], D1[TX]) と接続されています。
基板使用例
写真は Conta ベースボードに以下の基板を搭載した状態になります。
資料
商品コード: SSCI-039291