SparkFun MicroMod STM32WB5MMGプロセッサボード

STMicroelectronicsのSTM32WB5MMGを搭載したSparkFun MicroModのプロセッサボードです。STM32WB5MMGは、二つのArm Cortexプロセッサ（プライマリ・コンピューティング用のFPUおよびART付きCortex-M4プロセッサと、2.4 GHz RFスタックを実行するCortex-M0+）を組み合わせた超低消費電力マイクロコントローラです。

このモジュールの無線は、Bluetooth Low Energy 5.3、Zigbee 3.0、およびOpenThread認証を取得しています。本モジュールは電波を発する機能を有していますが、技適マークはモジュール自体ではなくデータシートの1ページ目に記載されていますので、ご確認ください。

Cortex-M4 CPUは、最大64 MHzで動作し、単精度浮動小数点ユニット（FPU）を備え、ARMの単精度データ処理命令全てをサポートします。また、DSP命令のフルセットと、アプリケーションセキュリティを強化するメモリ保護ユニット（MPU）も実装しています。モジュールにはRFスタックに統合チップアンテナを使用し、Tx出力は最大+6 dBm、Rx感度はBLEで-96 dBm、802.15.4プロトコルで-100 dBmです。プロセッサを補うため、ボード下面に128 Mb（16 MB）のシリアルフラッシュメモリが追加されています。

MicroModとは

MicroModは、M.2コネクタを利用して、マイクロコントローラーの「プロセッサーボード」をさまざまな「キャリアボード」周辺機器に接続するモジュラーインターフェイスエコシステムです。

仕様

• 二つのArm Cortex プロセッサ
  • FPU（浮動小数点ユニット）付きArm Cortex-M4 CPU
    • フラッシュ・メモリから0ウェイト状態での実行を可能にするアダプティブ・リアルタイム・アクセラレータ（ART Accelerator）を搭載
    • 最大周波数：64 MHz
    • メモリ保護ユニット
    • 80 DMIPS/ 1.25 DMIPS/MHz （Dhrystone 2.1）
    • DSP命令
  • Arm Cortex-M0+ CPU
    • 2.4 GHz RFトランシーバーおよびセキュリティ・ペリフェラル専用
• 2.4 GHz RFトランシーバー
  • Bluetooth 5.3
  • IEEE 802.15.4-2011 PHYおよびMAC
  • 出力：最大+6 dBmまでプログラム可能（1 dBm単位）
  • RX感度
    • -96 dBm（BLE @ 1 Mbps）
    • -100 dBm（802.15.4）
  • 最大範囲：75 m
• 16 MBフラッシュメモリ
• 256 KB SRAM
• 電源電圧範囲：〜3.6 V
• 低消費電力
  • シャットダウンモード：13 nA
  • ストップモード：600 nA
  • スタンバイモード：600 nA
  • 無線利用時：4.5 mA（Rx）/ 5.2 mA （Tx @ 0 dBm）
• ボード寸法： 22 mm x 22 mm

MicroMod STM32WB5MMGで利用できる外部出力

• 2 x UART（1つは低電力）
• 2 x I²Cバス
• 1 x SPIバス
• 1 x I²Sオーディオ
• 1 x 16 bit アドバンスド4チャンネル・タイマー
• 2 x 専用アナログ入力
• 2 x PWM（タイマーピンと共有）
• 8 x 汎用I/Oピン

資料

• MicroMod STM32WB5MMGプロセッサドキュメント：
  • 回路図
  • Eagleファイル（ダウンロード）
  • 使用ガイド
  • STM32WB55MMGデータシート
  • STM32WB55xxデータシート
  • STM32WB55xx参照マニュアル
  • GitHubハードウェアレポジトリ
• MicroModドキュメント：
  • MicroModスタートガイド
  • MicroModで設計
  • MicroMod情報ページ
  • MicroMod Forums

製造元希望小売価格：19.95ドル（税別）
製造元の販売ページ：https://www.sparkfun.com/products/...

商品コード: SFE-DEV-21438