Raspberry Pi 5 / 2GB

シングルボードコンピュータRaspberry Pi® 5の2 GBモデルです。

4 GBモデル、8 GBモデルも取り扱いがあります。工事設計認証（いわゆる技適）を取得し、技適マークを表示した商品です。技適マークの表示は箱（パッケージ）にあるため、箱は捨てずに所持しておいてください。

Pi 4からCPU性能は2～3倍に、GPU性能も向上しました。また、Raspberry Pi独自開発のI/OコントローラーであるRP1を搭載し、カメラ/ディスプレイ/USBなどのインタフェース機能が向上し、新規にPCIe 2.0が利用できるようになりました。その他、電源ボタンが標準搭載となり、別売りのHATを接続することによって、M.2コネクタのストレージの搭載が可能となりました。

各種コネクタなどのフォームファクタはPi 4から変更されているので、多くの既存ケースやPi 4用のPoE HATなどはご利用いただけません。ご注意ください。

電源はPi 4で使用していた5 V/ 3 Aでも動作します。その場合四つのUSBポートからの電流は合計600 mAに制限されます。USB PD規格に準拠したネゴシエーションが可能な5 V/ 5 Aの電源を認識した場合、1.6 Aまで自動的に上昇します。

5V / 5A供給可能な電源（ACアダプタ）については、準備を進めています。時期については本体の発売よりは時間がかかる見通しです。
2024年8月、ラズパイ5に最適なACアダプター 5.1V/5.0A USB-PD Type-Cコネクタ出力の取り扱いを開始しました。

汎用的な5.0 V/ 3.0 A出力の電源を使った場合の問題

「Pi 4で使用していた5.0 V/ 3.0 A出力の電源で動作しない、不安定である」という、ご相談をいただくことがあります。当社でご用意している電源ではないので、推測とはなりますが、

• ケーブルの長さ、中間スイッチの追加による電気抵抗の発生（電圧降下）
• 使用環境によって電源供給が不安定化

などの要因で動作しない、または不安定となる場合が見受けられます。5.0 Vちょうどの出力の電源の場合に、入力に至るまでに電圧降下が発生し、定格電圧を下回ってしまうことがある様です。

※Raspberry PiはRaspberry Pi財団の登録商標です。
※本商品の商品写真は8 GBモデルのものを流用しています。

特長

• Broadcom BCM2712、2.4 GHz quad-core 64 bit Arm Cortex-A76 CPU（512KB L2
  キャッシュ/2MB 共有L3キャッシュ）
• VideoCore VII GPU、supporting OpenGL ES 3.1、Vulkan 1.2
• 2 x 4Kp60 HDMIディスプレイ出力（HDR対応）
• 4Kp60 HEVCデコーダー
• 4 GB LPDDR4X-4267 SDRAM
• 802.11ac Wi-Fi（2.4 GHz / 5.0 GHz）
• Bluetooth 5.0 / Bluetooth Low Energy (BLE)
• SDR104（高速区分）が利用可能なMicro SDカードスロット
• 2 × USB 3.0ポート（同時に5 Gbpsの通信が可能）
• 2 × USB 2.0ポート
• ギガビットイーサネット（別売りのPi 5用PoE+ HATを接続することでPoE+も利用可能)
• 2 × 4レーンMIPI（カメラ/ディスプレイ用）
• 高速周辺機器用PCIe 2.0 x1インタフェース
• 電源入力：
  • 推奨5 V/5 A（カスタムPD）
  • 最低5 V/3 A
• Raspberry Pi標準の40ピン ピンヘッダ
• 別売りの外部電源によるリアルタイムクロック（RTC）
• 電源ボタン搭載

資料

• 公式ページ
• Raspberry Pi 5レビュー（スイッチサイエンスマガジン）

商品コード: RPI-SC1110