メイカーズながおかまつりに行ってきました
2023/02/26に新潟県長岡市で開催されたメイカーズながおかまつりに行ってきました。
会場はアオーレ長岡という長岡駅からすぐのところにある複合施設で、駅から屋根付きの渡り廊下でつながっているので行くのも簡単でした。
2階のホールで側面がガラス張りだったので外の渡り廊下から中がよく見えて「中で何かやっているが何かはよくわからん」感がなくてよかったです。1階では同人誌即売とコスプレのイベントもやっていて、そちらから流れてくる人もいたのでいろいろな人が来ていたのもいいですね。
気になった出展者を挙げていきます。五十嵐駿さん
ラジコンで動く草刈り機を自作されていました。とだけ聞くとほうほうと思って見逃してしまうのですが、さりげなく自作レーザー加工機の紹介動画を流しており、3mmや4mmの鉄板を切り抜いているのを見てびっくりしました。草刈り機の外装はすべてこのレーザー加工機で切り出した物だそうです。
熊木七菜子さん
長岡市の特産品や有名な物をからくりおもちゃにして展示されていました。とてもきれいにできていて成形品のように見えたのですが、3Dプリントサービスで出力したものをヤスリがけして塗装したのだそうです。
また、厚揚げのプラモデルを配布しようと思ったけど間に合わなくてきざみネギだけになったというのがいい感じでした。
調べたら動画もあったので貼っておきます。地産地遊!ながおかおもちゃ より。
山添尚さん
自作の光学照準器を展示されていました。筐体部分は木製だそうです。照準は光源のすぐ上にあるスライドの形が投影されてるんですが、その上になぜレンズがあるのかというと、このレンズで照準の位置を無限遠になるようにしているんだそうです。単にスクリーンに投影するだけではいかんのかなと思ったのですが、それだと照準と背景が目の位置によってずれてしまって照準器として使えないのだとか。
mkb lab.さん
市販の3DプリンタVoron 0.1を改造してエンジニアリングプラスチックを扱えるようにされていました。エンジニアリングプラスチックは強度や耐熱性が高く摩耗に強いので可動部品として使えるとかなり便利だと思いますが、その分3Dプリンタで扱うのは大変そうでした。でもやればできるんですね。ちなみにエンジニアリングプラスチックの一種のPOM(ポリアセタール)のフィラメントはAmazonで買えるそうなので、チャレンジしたい方はぜひ。
永井邦幸さん
ジャンク品となった楽器を修理して子供用楽器として再生した物を展示されていました。ドラムが最前列にあって目立っていたのですが、奥を見たらギターやエレピ、ベースもあって驚きました。
まとめ
正直なところTwitterでイベント名を検索しても全然出てこなかったのでどうなるのかと思っていたのですが、蓋を開けてみれば参加者も来場者もたくさんでいいイベントだったと思います。
長岡市は東京からだと新幹線でわりとすぐ(駅to駅で1時間半くらい)で行きやすいのと、駅の周りが街の中心地なので街での移動をあまり考えなくていいところがいい点ですね。
注意したいのは、道路が融雪パイプ(これも長岡の発明品だそうですね)の水で濡れていたり水たまりがあったりすることです。冬に行く際には防水の靴を履いていくのを忘れないようにしましょう。筆者はワークマンで防水シューズを買って暖かい中敷きを入れていきました。